~ベトナムにおける難聴者救済に向けた支援活動を拡大~
ハノイ、ホーチミンに続き、国立フエ中央病院と覚書を締結
2019年03月05日
リオンは、ベトナムの「国立フエ中央病院(HUE CENTRAL HOSPITAL)」と、ベトナム国内の難聴者救済に向けて協力する覚書を2月28日に締結しました。今回のベトナム中部(フエ)での覚書締結は、北部の「国立バックマイ病院」(ハノイ)、南部の「ホーチミン市立耳鼻咽喉科病院」(ホーチミン)に続くものです。当社は、難聴者を救済するための支援活動を推進し、ベトナム医療の発展に向けて取り組んでまいります。 左:国立フエ中央病院 副院長 グエン・ズィ・タン氏、右:当社 代表取締役社長 清水健一
当社は、難聴の早期発見と難聴者の生活向上に貢献することを目的に、医師が当社製の聴覚検査機器を使用して詳細な検査を行い、難聴者に対して適切に調整した補聴器を普及する取り組みを進めています。
最初に、2015年10月、ベトナム北部ハノイにある「国立バックマイ病院」と覚書を締結し、翌2016年4月に、同病院に日越聴覚検査センターを開設しました。これは、JICAとの委託契約による民間技術普及促進事業として行われ、また奈良県立医科大学と連携して、医師・看護師の訪日研修等による人材育成も進めてきました。同センターでは2年間で24,200名が聴覚検査を受け、このうち1,268名が補聴器を試聴し、乳幼児の難聴の診断・早期発見も可能にしました。さらに、2017年10月には、南部ホーチミンの市立耳鼻咽喉科病院と覚書を締結し、難聴者救済に向けた活動を推進してまいりました。
こうした活動の成果を踏まえて、今回ベトナム中部の主要都市フエにある「国立フエ中央病院」と覚書を締結しました。今後、同病院における聴覚検査ルームの導入を支援し、聴覚検査機器(オージオメータ、インピーダンスオージオメータ、耳管機能検査装置など)を提供するとともに、機器の操作技術指導も進めてまいります。
締結式で当社社長清水健一は、「ベトナムで難聴にお困りの方へ聞こえをお届けしたい。各地の病院に聴力の検査装置を普及させ、補聴器を試聴する機会を持てるようになることを願っている。」と抱負を述べました。当社は、ベトナム医療の発展に向けた支援活動をこれからも取り組んでまいります。
国立フエ中央病院(HUE CENTRAL HOSPITAL)について
覚書締結時の写真
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