HISTORY OF TECHNOLOGY騒音計戦後の復興期、工場や交通機関等の騒音が社会問題になりつつある頃に、リオンは騒音計第一号を世に送り出した。この時から半世紀以上が経った。長年騒音計開発に携わった技術者・若林友晴に、黎明期から現在に至る可搬型の騒音計の歴史や技術の変遷を聞く。「騒音計屋」から音響計測のトップランナーへ第一回 若林 友晴イノベーション推進室長。1986年入社より20余年間、騒音計の開発に携わる。常に一歩先の計測を考え、高精度と低電力を併せもつ回路設計、アナログからデジタルへの進化を推し進めた、リオンの騒音計開発の歴史を語る上で欠かせない存在。取材・文/横田 可奈撮影/赤羽 佑樹リオンの技術史6
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