RION Techinical Journal Vol.2
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The World Of ACOUSTIC進化する、音響と振動の技術1800年代のイギリスでは、ラッパ型の筒で周囲の音を可能な限り集めて耳に入れる補聴器が発売された。このようなシンプルな構造で音を聞こえやすくするというところから歴史が始まった補聴器は、それから200年以上の時を経て、耳の中に収まるほどダウンサイジングしながらも、聞こえやすさを追求した多彩な機能を備えるまでになった。果たしてこれからの未来、補聴器はどんな機能が搭載され、どんな姿に変わっていくのだろう。取材協力/小林理学研究所 音響科学博物館撮影/赤羽 佑樹「ラッパ型補聴器」小林理学研究所 音響科学博物館蔵

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