ドイツへ家族で旅行に。ヨーロッパでは海外旅行がとても身近至るところに運河が走る、美しいアムステルダムの街ドミニクはボートに乗るのが趣味。NEMO科学技術博物館の前で週末は愛車のシトロエンで遠出することも リオンがヨーロッパに初めてオフィスを開設したのが2002年のこと。この時、ヨーロッパ初の拠点として選ばれたのがオランダの首都・アムステルダムでした。以来、リオンの音響振動計測器をヨーロッパ市場に浸透させるべく、活動を続けています。私が正式にスタッフとなったのは2020年6月ですが、それ以前から医療機器や産業用製品を製造、販売する日本企業のオランダ支社に勤めていたので日本との関係は非常に深く、日本という国に対して愛着もあります。 現在の仕事はヨーロッパのエリアマネージャーとして、ヨーロッパ全域の販売代理店と緊密に連携しながらリオンの知名度をさらに高め、製品の優位性を広め、シェアを拡大していくこと。日々、頭と身体を動かしながらリオンのために積極的な営業活動を続けています。日本の方からみればヨーロッパ全域を網羅するのは大変だと思われるかもしれません。でも、ヨーロッパは地続きでオランダはドイツやイギリス、フランスやスペインなど各地への移動に有利なロケーション。国をまたぐ移動であっても、飛行機や鉄道で比較的気軽に行き来できる点が日本とは大きく異なる部分でしょう。とはいえ、一口に欧州といっても国が違えば国民の精神性も行動様式も異なります。そのような市場でうまく仕事を進めていくにはやはり自分の思考も各地に合わせていくことが肝要です。でもヨーロッパのビジネスマンにはそのような柔軟性が本来、備わっているんですよね。毎日、いくつもの国や地域の関係者や顧客と対話しますが、その度に自分の中のスイッチを切り替えていく。これは私にとってとても楽しく、刺激的なことでもあります。しかもリオンの製品は世界のどの国の製品と比べても機能的に優れているのは間違いなく、丁寧に説明すれば製品の優位性を理解してもらうのはさほど難しくはありません。どんな国であっても、人々は良い製品を求めているので私の仕事がヨーロッパの社会に貢献しているという意識を持って、日々仕事に取り組んでいます。 私のオフィスで扱うのは騒音計などの環境関連機器。ヨーロッパ全域で環境問題への意識が非常に高く、こうした環境関連機器への注目が益々高まってきているのを感じています。環境問題解決に向けて人々は何をなすべきか、どのような取り組みや機器が必要かをヨーロッパ各国の社会が真剣に考え、最善の方法を模索しています。そのような状況でリオンのヨーロッパオフィスが果たす役割は間違いなく大きくなっていくでしょう。責任は重大ですが、やりがいと誇りを大いに感じています。オランダ編16アムステルダムアムステルダムオランダベルギードイツヨーロッパ市場でシェアを拡大する、というやりがいを感じてDominick Aalbers環境機器事業部 音響振動計測器営業部 欧州駐在事務所。オランダ・アムステルダム近郊在住。ラジオ局での勤務経験などもあり、常に「音」に関わる仕事に従事。現在はコロナの影響により、リモートを駆使してヨーロッパ全域でビジネスを開拓している。海外で働くリオンのスタッフが仕事や暮らしについてレポート。異国でリオンがどのように貢献しているのか、かの地での暮らしぶりはどのようなものなのかなどを、毎号、リレー方式で紹介していく。FROM OVERSEAS
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