RION Techinical Journal Vol.4
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韓国といえば焼き肉!スタッフもみんな焼き肉が大好き。京畿道にあるオフィス周辺の風景京畿道にある人気の観光スポット「韓国民俗村」。映画やドラマのロケでも利用される場所だ。韓国最大のテーマパークとして知られる「エバーランド」も京畿道にある。韓国北朝鮮ソウル京畿道釜山済州島 1978年にSRTechという会社が立ち上がり、84年からリオンとの関係が始まりました。私がSRTechに参加したのは2011年ですが、会社としてはもう30年近く、韓国内でリオンの製品を販売していることになります。扱っているのはリオンの騒音・振動分野の製品。顧客は環境関連のコンサルタントや国の機関、警察などから多様な一般企業まで。ソウルから車で約30分の京畿道という場所を拠点に、韓国全域を守備範囲として営業活動を行っています。韓国でどの程度、リオンというブランドが認知されているかと言えば、個人的見解では70%程度でしょうか。それほど騒音振動の関係者の中ではリオンの品質の良さが知られていて、販売活動においてもスムーズに進められる場合が多いです。私もリオンのハイレベルな品質には納得していて、私の会社ではリオン以外の製品を販売していません。NL-42やNL-52といった主力の騒音計は韓国でも高い評価を得ていて、これらの製品はマーケットの中でも非常に良いポジションを獲得していると感じています。営業活動を通じて得た顧客のニーズは日本のリオン関係者にフィードバックし、迅速に改良へとつなげていただいている点にも満足しています。これからはさらなる軽量化、そしてネットやPCにデータを送信する機能が求められるでしょう。このような改良にもリオンの技術者には期待しているところです。 韓国でのビジネスの特徴についてお話しますと、大きな傾向として、新しい方向を検討することに躊躇しないという点が挙げられるでしょう。これまでの手法の妥当性を常に確認し、よりよい方法にアップデートしようとする意識が高く、新しい機器の導入などにも積極的なケースが多い。そのような市場環境も私にとって追い風です。韓国の関係各所にはリオンの素晴らしい製品をどんどん導入していただいて、よりよい社会の構築に少しでも貢献できればと考えています。 韓国でも騒音が色々なところで問題となっており、騒音計が活躍する場がどんどん増えていくのではないかと感じているところです。 今はコロナの影響で直接、顧客と会う機会が少なくなっていますが、オンラインによってリオンの製品をどうプロモーションしていくかを検討中です。製品の使い方などオンラインで提供できる情報は多く、顧客との関係を強固にしていくためにもこうした取り組みは積極的に採り入れていきたいですね。 日本のリオン本社には何度も行ったことがあり、国分寺には親近感も感じています。リオンの方々とも良好な関係を持続できていますし、製品の改良にも大変満足しています。これからも画期的な製品のリリースを期待しています。韓国編16韓国市場の声を日本にフィードバックし、新たな製品開発、より良い社会の構築に貢献したい。チェ・ジュンヨン Choi Jun Young韓国・ソウル生まれ、京畿道在住。騒音、振動関連の製品を韓国内で販売する「SRTech」社(韓国)代表。韓国全域にネットワークを有し、韓国内でも有数の環境機器販売代理店として知られる。二人の子どもと時間を過ごすのが目下の趣味。海外で働くリオンのスタッフやパートーナーによる、現地の仕事や暮らしについてのレポート。異国でリオンがどのように貢献しているのか、かの地での暮らしぶりはどのようなものなのかなどを、毎号、リレー方式で紹介していく。FROM OVERSEAS SRTechで働く仲間たちと記念写真

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