2000年にリオンに入社した鈴木靖規は、もう20年以上も微粒子計測器の営業として国内外を飛び回る生活を送っている。シンガポールやフィリピン、タイといった東南アジアを中心に世界中の人々やカルチャーを体感してきた鈴木が、オフタイムに心の拠り所にしているビアバーがある。国分寺の「Lighthouse-Tokyo(ライトハウス トーキョー)」だ。JR国分寺駅南口から徒歩3分という場所にあり、オランダ系イギリス人のハナ・スカルファーさんがオーナーを務める。半地下への階段を降り、扉を開けるとそこはまさに異国。壁面は世界各国の灯台の写真で埋め尽くされ、奥に進むとゴッホやフェルメールといったオランダ人アーティストの作品が飾られている。「僕は趣味でダーツをやっているのですが、ライトハウスを知ったきっかけは趣味でやっているダーツ友達の紹介でした。彼は翻訳の仕事をしているのですが、海外出張が多いという話をしたら、良いENGLISH CAFEがあるよと誘ってくれたんです」。 「Lighthouse-Tokyo」では火〜土曜日の午後に英会話カフェを開催している。取材当日も7〜8名の男女が外国人スタッフとともにノンアルコールで楽しそうに会話をしていた。年配の男性や主婦、ビジネスマン、女子学生など、参加者は性別も年代もさまざま。商業地と住宅街が隣接している国分寺ならではの光景だ。「僕は千葉の船橋市育ちで、今は隣の武蔵小金井駅に住んでいるのですが、出張が多いこともあって本社があるとはいえほとんど国分寺で過ごすことがなかったんです。ダーツにハマり、国分寺の『Black-R』というダーツバーやここに通うようになってから、少しずつ国分寺の人や街の魅力に気づいていった感じですね」 国分寺は大学も多く、西武線の乗り換え駅にもなっていることから昔から学生街として知られている。「Lighthouse-Tokyo」にも海外からの留学生が数名いるという。「Suzuki-san is very popular guy!(鈴木さんはみんなの人気者よ!)」とオーナーのハナさんが声をかけてくれた。仲良しのハナさんとはフットサルチーム仲間でもある。彼女は近隣にシェアハウスも運営するほどエネルギッシュで、その気さくな人柄でたくさんの人がこの場所に集まってくるのだという。 一日の最後に立ち寄り、灯台のようにみんなの心に明かりを灯す存在でありたい。そんな思いからオープンしたこの場所は鈴木にとっても安らぎの場となっている。「海外に行くとみんながオープンでフランクな雰囲気がありますよね。僕も海外出張が多いので、どこかでそういう雰囲気の場所が落ち着くのかもしれません。ここで仲良くなった外国人の友達が国分寺で飲食店をやってるから行こうよとか、フットサルもそうですが、緩やかに友達の輪が広がって行く感じがいいですね。コロナ禍で海外旅行に行けない中で海外の雰囲気を味わえるのも醍醐味です。魅力を一言で言うと“飽きない場所”かな。“商あきない”にも通じますし」 国分寺にいながらも異国情緒を感じることができる「Lighthouse-Tokyo」は、忙しい日常をしばし忘れられる非日常空間だった。異文化に接する機会が多く、飽きないのが国分寺の魅力です 17ホームタウン! 今回のテーマ[国分寺のビアバーで異文化交流!]OUR FAVORITE TOWN, KOKUBUNJI リオンのスタッフがナビゲート ブラリ、国分寺巡りリオンのホームタウン・国分寺を個性豊かなスタッフがリレー形式で紹介する連載企画。第五回は、微粒子計測器の営業マンとして長年海外を飛び回って来たスタッフが“心の拠り所”にしているという国分寺のビアバー「Lighthouse-Tokyo」に伺いました。鈴木 靖規微粒子計測器事業部 営業部 販売課。2000年入社以来、シンガポールやフィリピン、タイといった東南アジアをメインに国内外を飛び回る。趣味はダーツ。Lighthouse-TokyoJR中央線国分寺南口から徒歩3分、殿ヶ谷戸庭園の南側にあるビアバー。国際色豊かな雰囲気が魅力。故郷の味が食べられると駐日オランダ大使のお墨付き。東京都国分寺市南町2-15-6 迦葉国分寺グリーンハイツ 1FMy Favorite❶「Lighthouse-Tokyo」オーナーのハナ・スカルファーさん(左)と鈴木靖規(右)❷灯台のように、店を訪れた人の心に明かりを灯す存在でありたいという思いからオープン。店内には灯台モチーフのアイテムがずらり。❸取材後、40種類以上あるというビールの中からハナさんおすすめのドラフトビールを注文。ミートボールをコロッケ状に揚げた「オランダミートボール」とフィッシュ&チップスともにいただく。❶❷❸
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