RION Techinical Journal Vol.6
2/24

社長に聞きました!    巻頭言 「社長からのメッセージ」 私、岩橋清勝は2022年4月、社長に就任しました。開発部出身の私が新たに社長として選ばれた背景には、恐らく、技術立社として成長してきたリオンを今一度、テコ入れして欲しいという先輩方、そして全社員の願いがあったのだろうと感じています。世界中のあらゆる場所で技術革新が起きている現代に、この国分寺で先輩方が築いてきたものをただ焼き直しているだけでは決して進化できません。リオンは創立78年という長い歴史を持ち、技術によって社会に貢献してきました。私は、この変革の時代にあって、リオンが真の技術立社と呼ばれるにふさわしい企業としていきたい。重い責務や、やりがいを感じながら、身を引き締めて社長業と向き合っていきたいとあらためて考えているところです。そして、末永く持続していく企業とするための原動力は「人」にほかなりません。会社が人を選ぶのではなく、人から企業が選ばれる時代となった今、リオンを理解していただき、優秀な人材を採用することが益々求められるようになってきています。また、たくさんのお客様、関係者の皆様にさらなるリオンの魅力を感じ取っていただきたい。そのためにはリオンの技術や企業としての可能性について、多角的に、積極的に情報発信していくことが重要です。本誌「RION Technical Journal」はそんな役割を果たすツールです。これからもたくさんの方々に読んでいただき、リオンの多様な表情を感じとっていただければ幸いです。『技術立社』リオンとしての、あらたなるスタート代表取締役社長 岩橋 清勝“社員が聞きたいこと”を編集部の座間味いず美がインタビュー。「社長、リオンの最大の魅力って何だと思いますか?」座間味:本冊子『RTJ』を通して伝えたいことはどのようなことでしょうか?岩橋:リオンの歴史がどのように築かれて今に至るのか、これから何をしようとしている会社なのか。こうした情報をきちんと発信することが大切だと考えています。また、企業の社会的責任を知っていただく上でも、お客様との関係を長期的に継続していくためにも、本誌を通じた情報発信は大切なアクションの一つになると思っています。また、技術の本質を伝えるのはもちろん、多角的にリオンの魅力を伝えることで、多様な方から興味を持っていただくキッカケになると考えています。座間味:それでは、リオンの最大の魅力とは何だと思いますか?岩橋:なんといっても『生真面目さ』でしょう。お客様に対しても、社内の業務に対しても、会社のルールに対しても、品質管理においても、あらゆる場面で素直、真面目な社員ばかりだということが最大の魅力だと思います。一方で、生真面目すぎるがゆえに行動がやや慎重になりすぎるきらいがあるのは懸念点です。私には、多方面での競争やグローバリゼーションが激化する現代において、チャレンジ精神や積極性がもう少し欲しいという、欲張りな感情もあります。 座間味:では、社員に期待することはどのようなことでしょうか?岩橋:健康で、明るく楽しく、自発的に仕事をしてほしい。そして、その結果、ユーモアと笑顔のある職場づくりを志してほしい。もちろん、これを実現するには私自身の努力が欠かせません。座間味:最後に、今後、リオンが目指す方向性について教えてください。岩橋:売り手よし、買い手よし、世間よしの「三方よし」経営です。お客様が豊かになり、幸せになれば自分たちも幸せになれる。そして自分が豊かになれば、さらなる豊かさをお客様へ提供できる。「三方よし」経営のサイクルがリオンに定着すれば、世の中の変革にもついていけるし、リオンは素敵な会社だなと思ってもらえるはずです。このようなサイクルによって、さらなる持続性を有する企業となっていく。これが私の理想形です。

元のページ  ../index.html#2

このブックを見る