聴能設備機器

教室のような小規模システムからグラウンド、体育館、ホールや劇場、交通機関などで利用できる補聴援助システムをご紹介します。

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補聴システムとは

補聴器は、デジタル技術によって対騒音性能、ハウリング防止、音声強調など日進月歩の進化を遂げています。しかし補聴器はそのマイクロホンに、ある程度の品質を維持した音が入らない限り、その優れた性能を発揮することができません。
結果として補聴器は、周囲がうるさ過ぎるところや広い場所での講演会、あるいは公共施設でのアナウンスなどは聞き取りにくくなってしまうことがあります。
補聴システムは、そういった環境音の制御がしにくい場所や音声情報がより重要である場所に設置し、補聴器に直接信号を送り、補聴器による聞き取りの援助を行う目的で使われるものです。

補聴器で聞きにくいのはなぜ?

音は、音源から放たれた瞬間から劣化していきます。点音源から放出された音は、空気中ではその距離が倍になればその音圧は半分になってしまいます。さらにあちこちに音が跳ね返り、あるいは屈折し、バランスが崩れて聞きにくくなっているのが普通です。難聴のない耳では、そういった音の中から聞きたい音を選別し、あるいは空白を埋めることでほぼ正確に音情報を捉えることができるのですが、年齢や耳の病気などとともに聴力が衰えてくると、そういった情報の欠落が補いきれなくなっていきます。
音が劣化しないように直接補聴器や受信機に送ることができれば、より正確に聞き取ることができるのではないか、あるいはその雰囲気を感じていただけるのではないか、といったポリシーで作られているのがここでご紹介する「補聴システム」です。音響信号を他の信号メディアに置き換え、補聴器まで届けばいいのですから、その方法はいろいろなものがあるはずです。その方法が磁波であり、赤外線であり、FM電波です。
昨今デジタル通信技術も発達してきましたから、そういった最新技術も徐々に広まることでしょう。しかしそれらには、それぞれ特徴があります。その特徴を生かし上手く利用すれば効率よく便利に色々な方面で活用することが可能になります。当社では補聴方式にとらわれず、しかも当社の製品だけでなく難聴に不便を感じておられる皆さまが広く利用でき、お手持ちの補聴器の機能を発揮できる汎用性に優れたシステムをご提案いたします。