～「ベトナムの難聴・騒音問題、日本の取り組みとベトナムへの提言」～
ベトナム国立環境・健康研究所と共催でハノイ市にてセミナーを開催
2017年08月23日
リオンでは、ベトナム国立労働・環境衛生研究所(NIOEH：National Institute of Occupational & Environmental Health)との共催により、「ベトナムの難聴・騒音問題、日本の取り組みとベトナムへの提言」と題するセミナーをハノイ市にて2017年7月20日に開催しました。
難聴は、疾病などの医学的な要因の他、騒音による環境的要因によっても起こります。本セミナーでは、聴覚検査と環境騒音という二つの切り口から、ベトナムの現状と課題、日本の経験・教訓を踏まえた改善策などを考察しました。
当社は、国際協力機構（JICA）の「民間技術普及促進事業」として、2016年4月にハノイ市のバックマイ病院に「日越聴覚検査センター」を立ち上げ、難聴の早期発見と対策の充実のため、奈良県立医科大学とも連携し、人材育成に協力してきました。
当日は、主催者としてリオン清水社長、ベトナム国立労働・環境衛生研究所（NIOEH）Doan Ngoc Hai（ドアン ゴック ハイ）所長からの挨拶を皮切りに、ご来賓のベトナム保健省国際協力部Tran Thi Giang Huong（トラン ティ ザン フォン）局長、ベトナム日本大使館 桃井竜介一等書記官からご挨拶をいただきました。
第一部として、「日越聴覚検査センター」の成果と課題について、バックマイ病院とJICAベトナム事務所からご講演いただきました。続いて、第二部では、NIOEHより、ベトナムの労働現場などにおける騒音問題の現状と対策について発表していただきました。そして、第三部では、日本において、長年、騒音問題の研究に携わってきた財団法人空港環境整備協会（国際騒音制御工学会アジア太平洋地区担当副会長）山田一郎理事より、日本の経験や教訓についてご講演いただきました。また、当社からは、当社の技術を生かした社会貢献と今後のベトナムへの取り組みをご紹介しました。
セミナー概要
- 主 催 リオン、ベトナム国立労働・環境衛生研究所（NIOEH）
- 日 時 2017年7月20日（木） 14：00～17：30
- 会 場 ホテルニッコーハノイ
- 来場者 110名
ベトナムの保健省関係者、運輸省関係者をはじめ、耳鼻科関係医師、在ベトナム日本企業関係者、
ベトナム北部企業関係者など幅広い分野の方々が来場
当日のご来賓やご講演者について
- ご来賓
- ご講演者と講演名
・ベトナム保健省国際協力部 Tran Thi Giang Huong(トラン ティ ザン フォン)局長
・ベトナム日本大使館 桃井竜介 一等書記官
1）日越聴覚検査センター事業の成果と課題
・ご講演者：バックマイ病院 Le Cong Ding（レ コン ディン）耳鼻科部長
・ご講演者：JICAベトナム事務所 岩間 望 次長
2）ベトナムの騒音問題の現状と課題
・ご講演者：NIOEH Doan Ngoc Hai（ドアン ゴック ハイ）所長
・ご講演者：NIOEH Ha Lan Phuong（ハ ラン フォン）特殊健診部 副部長
3）日本の経験・技術とベトナムへの提言
・ご講演者：財団法人空港環境整備協会 山田 一郎 理事
※山田理事の講演の後、リオンからのプレゼンテーションを実施
※会場ではリオンの主力製品を展示し、セミナー終了後、懇親会を開催
当日の模様
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（左）リオン 清水社長の挨拶、（右）NIOEH Doan Ngoc Hai（ドアン ゴック ハイ）所長の挨拶
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（左）財団法人空港環境整備協会 山田一郎理事の講演、（右）セミナー会場におけるリオン製品の展示
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左から
リオン 築野取締役
ベトナム日本大使館 桃井竜介一等書記官
NIOEH Doan Ngoc Hai（ドアン ゴック ハイ）所長
リオン 清水社長
ベトナム保健省国際協力部 Tran Thi Giang Huong（トラン ティ ザン フォン）局長
バックマイ病院 Le Cong Ding（レ コン ディン）耳鼻科部長
JICAベトナム事務所 岩間 望次長
JICAベトナム事務所 北村 周次長
財団法人空港環境整備協会 山田一郎理事
リオン 環境機器事業部 事業企画部 大屋課長
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