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ベトナムにおける航空機騒音の監視・測定技術協力 成果報告会を開催

2019年10月10日

リオンは、国際協力機構(JICA)の支援のもと進めてきた「航空機騒音の監視および測定技術の確立に向けた技術協力の実施」に関する成果報告会を、2019年10月9日にベトナムのハノイにて開催しました。

技術協力成果報告会の内容

10月9日に開催された成果報告会では、ノイバイ国際空港(ハノイ市)に設置した航空機騒音観測システムを使い、作成した測定・評価マニュアルをもとに、測定データの検証、分析を行った結果の報告に加え、今後の運用管理の必要性について提案しました。

報告会の様子

当社常務取締役の岩橋清勝は「保守契約を締結し、継続的な騒音監視体制を構築していきたい。また、ベトナムの他の空港にも航空機騒音観測装置を導入し、ベトナムの航空環境政策の実施を後押ししたい。」と抱負を述べました。
また、日本国内で長年にわたり騒音問題の研究に携わってきた、(一財)空港振興・環境整備支援機構非常勤理事の山田一郎氏より、空港周辺の騒音予測マップが提示され、これからベトナムがとるべき環境政策や課題解決に向けた取組みに関する講演も行われました。
最後に当社代表取締役社長の清水健一が、「航空機騒音に留まらず、鉄道や道路交通騒音も含めたベトナム国民の環境騒音の保全に貢献できるよう、今後も取り組んでいきたい。」と展望を述べ、本報告会を締めくくりました。

航空機騒音に関する取組み

■2017年7月
ベトナムにおける航空機騒音の監視及び測定技術の確立に向けた技術協力について、ベトナム民間航空局(CAAV)と覚書を締結する。
■2018年3月
航空機騒音測定技術の指導及び普及を図ることを目的に、国際協力機構(JICA)の「民間技術普及促進事業」に採択される。
■2019年1月
2018年9月に締結した、ベトナム民間航空局(CAAV)、ベトナム空港公社(ACV)と当社による合意契約に基づき、ベトナム北部最大のノイバイ国際空港に、同国で初となる航空機騒音観測システムを当社が提供し設置する。また、測定・評価マニュアルを作成・提供するとともに、機器の測定技術指導やベトナムの技術者を日本に招聘しての研修会などの人材教育を実施する。

開催概要

  • 日 時 2019年10月9日(水) 14:00~17:00/現地時間
  • 会 場 メリアハノイホテル
  • 主 催 リオン株式会社
  • 参加者 約50名(在ベトナム日本国大使館、JICAベトナム事務所、ベトナム民間航空局、ベトナム空港公社ほか)

成果報告会の様子

当日の記念撮影

ベトナムでの当社の取り組みの概要(環境機器事業部)