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2019年「心に残った音」調査報告書

2019年12月13日

リオンは、2019年 「心に残った音」 の調査を実施しましたので、その結果をご報告いたします。

世の中には様々な 『音』 が存在しています。そして『音』と『記憶に残る出来事』が密接に結びついていることは少なくありません。当社は、音を科学する企業として、多くの方々が1年を象徴する印象深い音を共有していることに着目し、2011年から毎年「心に残った音」について調査を実施、発表しています。今年で9回目となる2019年の「心に残った音」トップ10は下記の通りとなりました。

2019年「心に残った音」調査結果の要約

  • 第1位:「ラグビーワールドカップで日本代表がグループリーグを突破した瞬間の歓声」
  • 2019年9月から11月にかけて、ラグビーワールドカップ2019が開催され、日本は初めての自国開催に沸きました。今回の調査では、日本代表チームが初のグループリーグ通過、決勝リーグ進出を決めた、対スコットランド戦におけるノーサイドの瞬間の歓声が、2019年の心に残った音の第1位となりました。



  • 第2位:「台風接近時、テレビやスマホから流れた警報音」
  • 今年も大型台風が上陸し、多くの被害を引き起こしました。不安な状況下で携帯電話から発せられる避難勧告や避難指示、各種警報などを告げる聞きなれない警報音や、各地の被害を伝えるテレビから流れる警報音が、多くの方の印象に残ったことが窺われます。



  • 第3位:「祝賀御列の儀(即位祝賀パレード)での歓声」
  • 天皇陛下の即位に伴うパレード「祝賀御列(しゅくがおんれつ)の儀」が11月10日の午後、東京の都心部で行われました。沿道にはおよそ11万9,000人が詰めかけ、歓声を上げたり小旗を振ったりして天皇皇后両陛下を祝福しました。この時の歓声が2019年の心に残った音の第3位となりました。


  • 第4位:「即位礼正殿の儀での礼砲」
    天皇陛下が即位を内外に宣明される「即位礼正殿の儀」が、10月22日に行われ、儀式の最後には即位を祝う礼砲が発射されました。

  • 第5位:「消費税増税に伴い利用者が増えた電子マネーの決済音」
    10月1日からの消費税増税に伴い実施された「キャッシュレス・消費者還元事業」の制度を利用するため、消費者がクレジットカードや電子マネー、QRコードなどによるキャッシュレス決済を行う姿を多く見かけるようになりました。

  • 第6位:「新元号が発表された時の驚きの声や拍手」
    4月1日には街中の大型ビジョン前などで多くの方が新元号発表中継を見守り、内閣官房長官から新元号「令和」が発表された瞬間には、驚きの声や拍手が湧き上がりました。

  • 第7位:「メジャーリーガー イチロー選手の引退に対する惜別と感謝の声」
    米大リーグ、マリナーズのイチロー選手が、3月21日、東京ドームでのアスレチックス戦を最後に現役を引退しました。引退に際し、彼に向けられた惜別と感謝の声がランクインしました。

  • 第8位:「ノートルダム大聖堂や首里城の火災の、悲鳴や焼け落ちる音」
    2019年には、歴史的建造物であるノートルダム大聖堂や首里城が火災に見舞われ、ニュースなどで流れる建物の焼け落ちる音などに多くの人が衝撃を受けました。

  • 第9位:「香港 反政府デモ隊のシュプレヒコールや警官隊との衝突音」
    香港でのデモの様子が連日テレビニュースなどで報道されたことが要因と思われます。

  • 第10位:「はやぶさ2が「りゅうぐう」でのミッションを成功した時の拍手」
    7月11日、はやぶさ2が小惑星「リュウグウ」で2度目の「タッチダウン」(着地)に成功しました。この歴史的快挙の瞬間の拍手が第10位となりました。

【2019年「心に残った音」調査について】
候補となる音は注意喚起音、自然音、歓声、人工音、機械音、ニュース報道の一部(声)、テレビ番組やテレビCMの効果音などとし、流行歌や流行語、テレビCMなどでの企業名・商品名などは対象外としています。当社グループ内で募集した「心に残った音」候補の中から、今年の新入社員による選考委員会にて、インターネット投票にかける10個の音を選定しました。インターネット投票は、一般の方1,000名を対象に実施し、その他(投票対象以外)の「心に残った音」についても伺いました。


・調査時期:2019年11月中旬 調査方法:インターネットを通じて実施
・有効回答:1,000名(20歳以上の男女各500名)