高いはっ水性をもつフッ素系はっ水剤により、補聴器の表面に皮膜を作ります。これにより、水分が補聴器内部に侵入することなく、表面を水滴として転がり落ちるようになり、内部への細かい隙間に水分が入り込む、いわゆる毛細管現象を防ぐことができます。また、フッ素系はっ水剤はパルスプラズマ方式により補聴器の外側だけでなく、内部の全ての部品まで行き渡りますので、空気中に含まれる湿気からも部品を守ることができます。
従来の補聴器内部への「耐汗処理」(樹脂系コート剤の塗布)に加えて、このフッ素系撥水剤のコーティングを施すことで、より強い「耐汗コート」となります。
毛細管現象を防ぐ特殊はっ水処理
1.水を弾くはっ水効果
コーティングに使用されるフッ素系はっ水剤は、極めて高いはっ水性と低い摩擦係数を持っており、水分を寄せ付けません。また、耐熱性、耐薬品性、耐腐食性にも優れているため、様々な環境下での補聴器への悪影響を防ぐことができます。
2.高い耐久性
フッ素系はっ水剤は、補聴器の表面に極めて薄い皮膜を形成します。この皮膜は化学結合により形成されるので剥がれにくく、補聴器の表面を強固に保護することができます。
3.内部もコーティング
補聴器の表面だけコーティングしても、空気中の湿気による補聴器内部のサビや腐食は防ぐことができません。リオネット補聴器の特殊はっ水処理(ナノコーティング)は、パルスプラズマ方式によってフッ素系はっ水剤が補聴器内部の隅々にまで均一に行き渡るため、空気中の湿気にも対応することができます。