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~厚生労働省の医療技術等国際展開推進事業に採択~
ベトナム 「国立フエ中央病院」 にて聴覚検査ルームを開設

2019年09月18日

リオンは、ベトナム国内の難聴者救済に向けて、ベトナム中部の国立フエ中央病院(HUE CENTRAL HOSPITAL)における聴覚検査ルームの導入を支援し、2019年9月18日に開所式を行いました。

当社は、ベトナム国内の難聴の早期発見と難聴者の生活向上に貢献することを目的に、医師が当社製の聴覚検査機器を使用して詳細な検査を行い、難聴者に対して適切に調整した補聴器を普及する取り組みを進めています。
今年2月に、ベトナム中部の主要都市フエにある「国立フエ中央病院」と、聴力検査及び難聴者救済を促進するための覚書を締結しました。適切に調整した補聴器を普及するために、当社は聴覚検査機器(オージオメータ、インピーダンスオージオメータ、耳管機能検査装置)を提供するとともに機器の操作技術を指導し、同病院における聴覚検査ルームの導入を支援するものとなります。このたび聴覚検査ルームが開設されたことに伴い、9月18日に開所式が行われ、当社代表取締役社長の清水健一が出席しました。

なお、本取組みは厚生労働省により委託された 「2019年度医療技術等国際展開推進事業」 となり、国立研究開発法人国立国際医療研究センター(日本)と共に進めてまいります。この推進事業のもと、現地の医療水準の向上と補聴器及び聴覚検査機器の普及を目的に、今後は次の研修等を実施していきます。①日本の医療機関に現地の耳鼻咽喉科医師等を迎える研修 ②医師や看護師に対する聴覚検査機器の使用方法や補聴器に関する勉強会 ③日本人医師による現地講演等。
聴覚検査機器や補聴器の普及に向けた当社のベトナムでの取組みは、北部ハノイにある「国立バックマイ病院」、南部ホーチミンの「市立耳鼻咽喉科病院」に続き、3例目となります。当社はベトナム医療の発展に向けた支援活動にこれからも取り組んでまいります。

【開所式での当社社長 清水健一のコメント】
このたびの国立フエ中央病院に開設によって、聴覚の診断を早く正確に行えるようになり、また補聴器の適合を医師が診断し判断することになりますので、患者様には大きな安心をお届けすることができます。これからも当社は、ベトナムで聞こえにお困りの方へ、聞こえることの素晴らしさをお届けするための努力を続けてまいります。

開所式の様子


開催概要